8月7日 日曜日
第3弾レポートで、最終報告の筈なんですがね……
………後日、常連のお客様来店!!
「1回ぐらいは付き合えよ!!」
「このリール!!買うから!!息子のだけどね!!」
「休みは何時だい?」
そこまで言われて、断り切れなかった……優柔不断です。
週間予報も曇りがかるので、水温安定を予測し、日程決め!!
船は中々見つからず、中には青物狙いもありました。
6件目で、ようやくヒットしたのは、「博栄丸」。
船長の“人柄”に惚れた常連客も多くあり、愉しく!!面白く!!1日を過ごせる船です。
という事で、第4弾(6回目)レポートでございます。
その後、募集を掛けて、原さん(長崎)・井上さんとご友人(鹿島) 、と私の4人。
誰に来ても絶対上げるメンバー、に魚が恐れて近寄らないかもと冗談出したくなります!!(本当だったのかも??)
今回は片付けた理由から、古いタックルで、臨みます。(風通しや袖通しみたいですね!!)
竿は、初代セリオラの“H240”
リールは、ビーストマスター9000(PE12号)
竿掛けは、速攻240(改良&リペイント)
(良い感じでしょ!!)
(ビーストマスターはまるでトランスフォーマーのオプティマスみたいで頼りがいのある道具ですね。)
仕掛けは、
フロロ80+ナイロン80
カン付ムロアジ 28号
リーダー:ナイロン60号
※親子サルカンを使い、喰うか否かより、泳がせ重視・弱り防止です。更に、スリーブ(ダブル)にし、捨て糸も24号です。
道具から仕掛けまで、全ての噛み合わせが“しっくり&ガッチリ”に組み合わせて万全の体制に整うとポイント着!!
(志々岐崎から日の出!!)
場所は、尾上島沖~帆上沖を、1日を通してウロウロ、水温を考慮した選択は、後から知る事でした。
1流し目、なだらかな“かけ上がり”の指示!!、自分は、高めの底切り“5m”で臨みます。先ずはイカの長持ち!!を感知し、作戦成功!!。
2流し目から3~4mと刻んで狙うと底当たりを感じ、根掛りを避けるべく小まめに調整!!
急激な“かけ上がり”では、本命か??の一瞬の引きに戸惑うも、竿を立てると無反応で、“空振りばかり”。
船アラの“アルアル”ですね!!
朝1の時合、下げ潮の止まりで終了した。
大きな移動にチョイ寝を決めたのですが、一気に爆睡ZZZZZ(-.-)Zzz・・・・
数流し後、目覚めても、船長「まだ潮の動かんけん寝とってよかよ!!」、
こんなん言うのは、船長だけばい!!(笑)、皆が頑張りよるけん釣り再開!!
僅かだが潮の動きが感じられると、井上さんに反応!!!!!!
竿は良く曲がったが餌だけ盗っていく!???
どうやら青物の予測!!?? ハリスを細く(20~26)し2段針なら!!??ですね。
朝2の時合、上げ潮の動き始めは、コレのみ!!!!!!
ラストの上げ潮の止まりまでは、ダラダラと時間を過ごし、昼過ぎが訪れた、
(予測よりかなり遅れて、岸際と沖の違いを感じました。)
急峻な瀬に急流な潮、伴う根掛かりを回避の苦労が、緩くなる潮でマジックの様に消え去ります。
間違いなく時合です。
ドキドキ…タイム…
…集中します。…皆が沈黙します。
今日自分の使った餌イカは、オマツリを除外し2匹目!!
(底切りを高めにし、根掛かりも早急に対応する釣り方、も理由ですね!!)
このイカ君にお願いします。
手を合わせて“ナムアミダブツ~~”じゃなくて~~“小さくても良い、本命よ来てくれ!!??”~~
そんな祈りも届かずに完全な潮止まりで、納竿!!
終了しました。
間際の船長情報では、他のエリアでは昼前に餌イカ無くなった、1ハイで2流しが限度だったそうです。
今日のエリアは、イカにとっては、正解なエリアだったのでしょう!!。
証拠に使用したイカは、多くて10ハイ弱、自分は、3ハイ!!
元気に泳いでいた筈なんですがね……
………アラさんの反応が無い~結果となりました。
アラさんの反応といえば、
前回の“裏目な潮周り”について簡単にご説明します。
昔から「船アラは小潮周りが良い!! 」が定説ですが、コレは船長が“やり易い”“狙いやすい”からの理由です。
個人的な 憶測 評価 ではありますが、
「朝(夕)に満潮・昼に干潮」の日が、潮の大小関係無く良いと思います。
そうです!! 今回や前回は、「裏潮」で、釣れた時は「表潮」だった訳です。
※絶対に釣れる!!釣れない??の保証ではありません!!
目安になると思います。
“時合”についても語っていますが、岸と沖の時間差等もあり、絶対ではありません。
ただ、1日を通して“集中と曖昧”を繰り返す事が出来るなら、それに越した答は無いと思います。
たくさんの自分なりの“考え方”“釣り方”は、自分の釣果で実績を出して来ました。
自分としても、当面は30kgオーバー!! 将来・生涯の夢は40kgオーバー!!です。
今年、伝授した方の結果でも、自分への信念がぐらつかない“後押し”をしてくれました。
一緒に行くから(行ったから)釣れた、釣れない!!??ではなく………
……各自の信念をもつ“考え方”“釣り方”があり、伴っての“強い意志(スティール ウィル)”(竿の名前に繋がるー!!宣伝!!)の 結果 がもたらすと思います。
何となく釣れた
より
こうだから釣れた
1匹目との
やり取りは
これまで味わう事の無い、
感動・感謝、いや理解不能の快感
2匹目の
結果は理由がある
やり取りは
もっと楽しくなる
サイズアップには上限がない!!
20kgは20kgの引き!!
25kgは25kgの引き!!
30kgはまた別次元!!
40kgはどうなるのよ!!????
船アラのヒットシーンを想像してみて下さい。
数メートル底切りした仕掛けのイカ餌は、かけ上がりなどで鉛が当たらない限り安心に泳いでいる。
そこへ、怪しくペコリペコリと揺らぐ竿先、イカは泳いでいるのか?
気配を感じ毛嫌いでもしているのだろうか?
それとも根に擦れているのか?
突如、数回、羽上がる竿先が海面に突き刺さる!!
瞬間の“間”をおいて“合わせてリーリング”
4~5m巻いて本命を確信!!
10mと中間の深さで必ず暴れる、その様子で本当の重量感を体感、時に引きずり込まれる強烈なやり取り!!
目玉が飛び出ないよう、ゆっくりなリーリングが、そのやり取りを味わえ!!と言わんばかりに釣り人の身体を軋(きし)ませる!!
ラストの5~10mでも、強烈な抵抗を見せ、逃げる事に懸命の努力を費やす!!
耐え抜き!!捩じ伏せた釣り人に軍配が上がり、その報いとして見事な魚体が船上に横たわるのです。
けっして置き竿ではありません、リールは電動でも手動でもかまいません!!
竿掛けは、手放せる事、回収で楽する事、あと道具に傷を入れない事、の理由から使います。
圧倒的にスタンディングを勧める!!
(誰かが言ったな??見たこと無いのに、同行した事無いのに、写真だけで「山口さんはウインチでしょう!!」と…知らなくて良い!!)
ウインチでも幾らかは竿を持つ“半スタンディング”で頑張る、ご老体も良く見かけます。立派な行為ですよ!!
その1尾との対峙を記憶した者のだけが知るこの釣りの真の魅力、いや魔力に取り憑かれます。
凄いでしょう!!??
体験した釣り人だけの特権的感覚ですよ!!
確信から得る釣果は何匹でも面白みが増していきます。
止められない事しきり、もう病み付きになるほどの面白さです。
6、7月と少しの期間限定も拍車をかけていると思います。
最後に船長の武勇伝!!集めてみました。
「あの魚は触らんがよか!!」
~40kg級の実績のある船長、お客様のヒットシーンを見てのです。
「この前のポイントで50kg級の出たばい!!延縄ばってん!!」
「大物の来たら船の反対側にしゃがんで待つとばい!!」
「大物来たら手に巻かれんけん、身体に巻くとばい!!」
「漁師でもボウズはイッパイおる!!」
「漁師でも4、5日行って1匹がよかとこ!!」
「居らん場所ばってん、あの引きはアラしか考えられん!!」
「あの場所には間違いなく奴が居る!!喰わんだけ!!」
「同じ根なのに逆潮(当たる向き)になったら喰わん(逆に喰うた!!)」
「浅か場所ならオイの船(エンジン音)がよか!!」
「船の大きかけん、時化と遠方も楽になった!!」
「細かハリスは(で切れても)気にしとらん!!太かハリスは絶対上げろ」
「根ば擦りよるけん、巻け巻け!!」
「かけ上がるけん根掛かりすんな!!」
「○○m上げろ……更に○○m上げろ!!」
~ん!?何m上げるの????理解不能????
「シャクリば入れたらいかん!! イカの死ぬばい!!」
「餌イカば投げんなよ!!そ~と抜いて入れるとぞ!!」
「回収スピードの早かぞ!!イカの死ぬばい!!」
「危ないけん竿掛けに置け!!」
~手持ちしたらいかんとかいな??
昔良く言われたなー
色んなエピソードが、テンコ盛りに自分の中には“蓄積”されています。
それは、道具・仕掛けにも至ります。
船釣りの根掛かり、その幾つかは、アラ(クエ)も原因であるとか。
夢を語っていたら終わりがありません!!
又、来年のシーズン計画の後ろ楯に役立てていただけるなら幸いです。
でレポート書いていたら、岡山の佐々岡さんから入電!!
先日帰りに糸島店で先客があって魚拓諦めた!! と…
…写真見たら33kg!!
去年から始めて今年で10回程度での快挙!!
今シーズンにお会いし、釣り方や仕掛け(ハリスや針)と色んな応援的なアドバイスでしたが、トータル3尾、ラストがこのサイズ!!
本当におめでとうございます。
優秀の美(尾)で終わり、思い出の多い2016、船アラシーズンでした!!。
秋は 気を取り直し「落とし込み!!」 コレも又、楽しみな釣り!!ですから、報告お楽しみに~~
(時々、高い空には鰯雲!!、着実に季節が近付いています。)