長崎市野母崎から船で石鯛釣り
6回目は、船から石鯛狙い。
6月18日(土)大潮
釣り師にとって梅雨空は悩みの種。しかし、梅雨だからこそ狙える大物釣りがある。それがこの時期の船で狙う石鯛である。
今回は長崎県長崎市野母崎、樺島港の漁盛丸:後藤船長にお世話になった。
沖アミ2角と氷を購入し、出発。今回は好ポイントで釣りをするため、午前2時に出航。船釣りはポイントを抑えることが重要である。
この空を見る限り、雨の止む気配はないようだ。しかし、船石鯛に詳しい後藤船長は「このような日の方がいい釣りができる」と言っており、期待は膨らむばかり。
樺島港を出航後、1時間半程でポイントに到着。
船内の釣り座をクジで決める。乗合船は同釣者とのトラブルを避け、釣り好き同士楽しく釣りたいものだ。
徐々に夜も明け始めてきた頃、皆一斉に竿を出した。
今回の仕掛けは片天秤仕掛けで、鉛は120~200号。
船内にはさらに号数の大きな方もおられたが、
潮流が速い時には200号ですら潮に流されてしまうため、
重いものを準備しておいた方がよいかもしれない。
私はハリス14号で針12号の2本針を準備。
周りを見ると三者三様の仕掛け。
底は取れるものの、潮が速いためか魚の反応が分からない。
しかし餌は必ず取られているし、周りに2~3枚上がりだしたので
確実にこの下に石鯛はいる。
船長から「水深分で糸を止めて待つと良いよ」とアドバイスされ、
早速試してみることに。
そのアドバイスが功を奏し、ここで待望のヒット!
1枚目ということもあり、慎重に慎重にやり取り。
本命の姿が水面に見えた時の感動はたまらない。
釣り上げてみると2㌔前後ながらも、大きく竿をしならせ、石鯛独特の釣り味を堪能させてくれた。
この後、4~5枚追加して納竿。船長によると、この日は終日雨だったものの、海上はべた凪で船での石鯛釣りには最適な状況だったとのこと。
サイズは5.5~5.8㌔が3枚、多い方で一人当たり16~7枚と今年1の釣果です。
この釣りはアタリが取りにくく、根掛かり対策が必須である・・・など、繊細で難易度の高い釣りだと感じた。しかし、それと同時に船石鯛でしか味わえない豪快な釣り味を堪能し、早くも病みつきになってしまった。
漁盛丸(りょうせいまる)出港地長崎市野母崎樺島町1650 お問い合わせ先TEL(FAX):095-893-2283 |
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報告:伊万里本店(山口 義則)