低水温期に際立つ、石鯛の巣窟、上五島ホゲ島【糸島店 武富の底物師集合!!】
2018年03月22日
糸島店の武富です。3月14日、大好きな五島へ行ってきました。そのリポートをしたいと思います。
イシダイ天国五島列島は、1年中底物師を魅了してやみません。とは言え、冬場になると、さすがの五島もアタリは少なくなります。
でも、厳しい低水温期でも大いなる希望を抱かせてくれるフィールドがあります。上五島、小値賀島の南西沖に浮かぶホゲ島が、寒い季節でも底物師をときめかせてくれる好釣り場です。4㎏超ゲットや良型の数釣りも可能だからたまりません。
今シーズンも好釣果が上がっており、1月31日には、長年ホゲ島に足を運ぶ石師会の芦田さんがヤドカリで60㎝近い本イシを筆頭に6枚を釣り(写真上)、同クラブの北川さんも同日に同じような激釣を味わっています。↓(浜本釣りセンター提供)
3月14日(中潮で満潮朝7時半頃)、丸銀釣りセンターのマリン・アスリートを操る柴山久幸船長が着けてくれたのはホゲ島、北側の西の角(釣春秋社五島列島航空写真集より)でした。ここは芦田さんが爆釣をした瀬で期待が高まります。
両潮よく、基本的に上げは左から右、下げはその逆です。芦田さんの話によると、潮回りが大きい方が期待が高まるそうで、カウンター20と40前後にアタリが多いそうです。
朝まずめを迎えドキドキの第1投です。正面には倉島が見え、その奥には薄っすらと帆揚瀬が確認できます。
今回エサは、ヤドカリとサザエ。それに博多絆会に所属している釣友の行武さんがプレゼントしてくださった赤貝です。
これはサルボでなく本物の赤貝の塩ジメで、身持ちがよく食い込みがいいためここぞというときに使うつもりです。朗報を楽しみにしているとのことで、使い方を書いたメッセージまでも頂き、俄然やる気がでます。マキエはウニ殻を2缶用意いました。
そこで次は勝負だと、切り札のパターンで仕掛けを入れます。ハリスワイヤーを7本ヨリ38番から49本ヨリの46番に替え、オモリも20号から8号にサイズダウンします。エサは赤貝で決め打ちです。
仕掛けを入れ同ポイントに落ち着くとすぐにアタリが出ました。でも相変わらずコツコツと小さなアタリが続きます。タイミングを見計らって少し誘うと、一発で食い込みました。と言うより穂先がググっとお辞儀する感じです。
ゆっくりテンションを掛けると、嫌な感触です。何かがハリに掛かっているようです。ガッカリしながらリールを巻くと、上がってきたのはフグでした。苦笑いしながらも、赤貝の威力、そしてしなやかハリスとキザクラの石鯛ナマリクッションゴムをセットした軽オモリ仕掛けの食い込みの良さを実感できて、納得の一投でした。
そうこうしているうちに漁船が瀬に近づいてきて網を入れ始めました。でも諦めません。上げ潮は動いているし魚の活性はあるし、ワンチャンスはきっと訪れると信じます。久幸船長が見回りにやってきましたが、マキエも全部打っているのでここで粘ることにしました。
大物を夢見て一心に竿を振りましたが、残念ながら納竿の4時までに結果を出すことができませんでした。これがイシダイ釣りです。そう簡単に姿を現してくれません。だから幻で、だから釣れた時は感動で、だからやめられないのです。
時間を忘れて終始ワクワクドキドキさせてくれた大自然に感謝し、ホゲ島を後にしました。
港に着くと、茂樹船長が出迎えてくださいました。そして奥様手作りの美味しくて身体が温まる豚汁を食べながらしばし船長と歓談です。久しぶりだったので、会話が弾みます。
それから『まだ案内しとらんやったね』と言って、新しくできた民宿の新館を見せてくださいました。部屋数が6部屋あって寛げるスペースなので、クラブの大会などの利用ももってこいです。待合室には、宮ノ浦の海をこよなく愛した釣魂塾の故辻元成さんの魚拓が貼ってありました。
宮ノ浦、五島の釣りは是非、丸銀釣りセンターをご利用されてはいかがでしょうか。初めての方でも茂樹船長をはじめ柴山フアミリーが親切に応対してくださるので、安心で快適な釣行を楽しめます(^-^)
五島、宮ノ浦の底物釣りのお問い合わせは、まるきん糸島店(℡092・325・8088)武富までご連絡ください。