伊万里、ボートでカワハギ!!
波止より困難!?いえいえ波止より面白い!! |
|
|
近年増加するカワハギ釣、現在では(九州では)鹿児島、大分が有名な釣場として名があがっております。しかしそれらのアクセスを考えると遠い距離にあります。ただ目の前にある伊万里湾では、カワハギ釣=波止釣り、船からカワハギ=五目釣りでも外道と肩身のせまい立場にあります。ですが・・“船カワハギ”一度やってみるとわかるのですが奥が深い、もう一度トライしてみたくなる釣りなんです。“針にかける楽しみ”が“釣り上げる楽しみ”より強く、面白い釣りは他に無い魅力なんですよ。
てな事で数少ない遊漁船から主にファミリーの五目釣りをされている「ボートフィッシング しおかぜ」小渕船長頼み込んでの今回の釣行計画となりました。
不安な天気予報だったので、7時から8時に変更すると誰が幸いしたのかうその様なべた凪です。港で三者顔を合わせると「まずは飛島沖」と決まりいざ出船です。
|
|
「イカリおろす」「パラシュートで流す」「ドテラ流」か船長も不安だったので、湾内という事もありまずは「イカリおろし」で行います。釣開始の前にメーカーより釣方のコツえおレクチャーされてエサの付け方を教わります。
「タタキ→集魚効果」で「聞き合わせ」や「はわせで掛ける」
「エダの長さは4cmがベストで短すぎると合わせても“くちびるに掛かりはずれやすい」
「アタリエサは水管を取り、ハラから回す様入れ硬い部分に針先を入れる、丸くつくる」
「タタキはオモリを動かさずに仕掛けだけ動かし、興味を引かせる」
「オモリも目立つ方がベストで、色付きの有無で釣果に差が出る」
等が注意点でした。
|
赤貝ムキミ・青虫・生アサリ(ムキ身)
|
【今回のタックル】 |
|
|
開始30分でワッペンサイズが3〜4枚釣れたのですがすべてリリースです。“今日の凪”と30分釣果を考えて可能な限り外海に近いポイントへ移動しました。移動直後、潮もよさげの動きなのでパラシュートで流すことになりました。
まずは餌取の代表格(アナハゼが多いそうですがここではネンブツダイ通称キンギョです。)キンギョキンギョと続くのかと思っているとエサがポロポロ取られていきます“?”と思って注意して穂先を見ながら軽く合わせをいれると本命ゲットです。これから 何だいるじゃんと皆竿が曲がります。逆にキンギョ連発すると「本命ちゃんと釣らないと」とか「エサ取り(釣り)名人」とかひやかされます。たまに「はわせ釣り」をすると根魚が釣れます「今回はミノカサゴやフグ」ですが掛って違うとすぐわかるのでとても残念です。カワハギ釣りにきてるんだからカワハギを釣らないと釣人の本心がでてきます。
後半は自分の仕掛けでのぞんだのですがエダが短すぎて合わせに苦労します。数がのびません。エサも赤貝ムキミより生アサリに分があります。時に虫エサもよいようですがこの日は圧倒的に生アサリです。赤貝ムキミはハラをうまく利用する掛け方がいいようです。タックル的に忘れてならないのが、水くみバケツとタオルです。エサの汚れで手とタックルがベトベトになるので要注意です。結果的に私は8枚のカワハギと4〜5匹の根魚です。他の方は平均14〜15枚と好釣果!!
ワザワザ遠くに行かなくても目の前の海に(福岡や佐賀、久留米からも近い海に)釣場があるんですよ。しかも波止釣りよりも奥が深くて次でこうしてみたいと何度も楽しめる釣りがカワハギ釣りなんですよ。
あなどっているといつの間にかエサは取られますよ、カンタンではないのですよ。だから面白い釣りなんですよ。
もちろん食味も最高で肝醤油での刺身や煮付も美味しくいただきました。帰りの船長もこれからも水温が下がればもっと良くなるし型もでますよと太鼓判、今年の冬は船からのカワハギ釣り一回でいいからやってみてください。たぶん2度3度行きたくなりますよ。
|
|