大感動!ついに出ましたアラ30kg!!
今年のアラは6月末ごろより釣れはじめると、25kg、32kg、36kgと昨年よりもさらにヒートアップ!釣行の2、3日前にも36kg・30kgが釣れたとのことで、前日の船長との電話でも、「40号のフロロとクエの20号針を持ってきて!」とのこと。針の大きさに驚くも準備をし、当日早福港に集合です。
今回は本村さんと伊東さん、そしてダイワ・ソルティガブロスの久保 実さんに同行していただきました。釣り座を決めて、イザ出船です。
まずはエサの調達のため一時間ほどイカ釣り。その後本命ポイントへ移動します。船酔いに悩まされながら、同行のみなさんの仕掛をセットしているうちにポイント到着。一時間位で私に何かがヒットしましたが、やりとり中にスッポ抜け…。前回の釣行とまったく同じです。
そうこうしているうちに、本村さんがタイをゲット!次に伊東さんに本命のアラがヒットします。が、お使いのタックルがジギングロッド、スピニングリールにナイロンリーダーだったので、すぐにラインブレイク。私のタックルをお貸しして再挑戦です。
相変わらず船酔いに悩まされながら、仕掛をセットしなおしたりしていると、本村さんが本命をゲット!12kgの見事なアラです。
釣りを再開し、3〜4回流したときでした。伊東さんがいきなり「うわっ」と声を上げたので見てみると、すでに竿は垂直になっていました。すかさず私は大きな声で「竿を立てて!立てて!」と指示をしました。船長も助けに入りますが、すでに根に入っている様子。これはみんなで手伝ったほうがいいと判断し、それぞれの仕掛をあげてもらい、伊東さんと船長のところに集合してもらいました。
すでに船長は道糸を手に巻いて、船をバックさせていました。「前々回は30分位で出たよ。ここは根が荒くないので出しやすい。他なら取れないね。」とのこと。すると10分もせずに、いったん根から出てきました。すぐにまた入ったものの2度目はすんなり出てきました。船長は反対側の船べりまで道糸を引っ張っているので、糸の途中を持って手伝ってくれ、とのこと。ビンビンになった道糸を持ち、むりやり両手首で曲げて、強引に反対側の船べりまで引っぱりました。いくらか手でたぐったあと、「力がある人が巻いて」と船長から竿を渡されました。私も無我夢中で強引にゴリゴリ巻きました。最後は本人がやらないと意味がないので、ラスト20mくらいで伊東さんに交代です。
リーダーが見えてくると、何やら白い巨体が光りはじめました。見ただけでデカイとわかります。最後は沖側にゆっくりと浮かび上がり、海面にポコッと茶色に光る大きな頭をした巨大な魚が現れました。ギャフ掛けを船長に頼みますが、船上に上げられないので2、3人がかりで引き上げました。30kgの大本命を前に、全員が歓声をあげて大喜び!感動を分かち合いました。
アラが釣れたとき目が飛び出ていたら、しめてクーラーに入れたほうが良いと言われています。本村さんの12kgのアラは私の94リットルのクーラーに入れたのですが、このとき「もう一匹釣ったら入れるところがないね」と、みんなでジョークを飛ばしていました。まさかそれが本当になるなんて思いもしません。船長の氷入れを借り、上から各クーラーの氷をかけると、そこも満タンになりました。
もう一匹釣れたら本当にすぐ帰るしかありません。どうなることか心配しましたが、その後はタイとヒラメを何匹か追加して終了となりました。
帰りの車の中で、久保さんはご友人との電話で「あんな魚を見せられたら(釣りを)やめる理由を見つけられない」、「来年はルアー4割、エサ4割で行く」などと熱く・アツく語っていらっしゃいました。来年のご活躍が楽しみです。私も、自分自身は釣れませんでしたが、これだけ大きな魚を釣り上げた現場に居合わせただけでも感動しました。また、いい経験にもなりました。
さすが「アラを釣らせたら早福一」弘福丸さんです。船長にも感謝です。[山口]
伊東さんが釣り上げた30kgのアラです
30kg・12kgのアラ、マダイ、ヒラメなど今回の釣果です
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