『探見丸』体験記
●探見丸について
平戸・早福港より出航する長幸丸。長崎県下で、シマノ『探見丸』の親機を搭載した船は、今のところこの一隻のみです。
今春、船を新造された際に親機を設置されましたが、子機をお持ちのお客さんはまだまだ少ない状況です。そこで今回、長幸丸さんでは、お客さんに使ってもらうための子機を準備されました。
そうなんです。この船に乗るときは、バッテリーさえあれば『探見丸』を利用することができるんです。電動リールを使用するなら、そのバッテリーを兼用できますね。
●海は大荒れ 船酔いが・・・
本年20回目の釣行となった今回は、台風接近直前の釣行となりました
。シケは覚悟していたものの、波が次第に大きくなり、昼までの釣りとなりました。隣の船が、船底が半分見えるほど傾き、それはめったに体験できないほどの揺れでした。さすがの私も船酔いがひどくなり、1時間半程眠っていました。初体験の高橋さんはそのころ、船酔いと戦いながら休まずに釣っていました。
●今日のサビキ釣り(落とし込み釣り)はどうなるの?
前半はサビキを上下して、エサをかける事ができるものの、後半は船が揺れに揺れてそれどころではなくなってしまいました。ところが、それが逆にいい調子で、竿を動かさなくても「下から6m」の船長の指示通りにし、後はそのまま揺れにまかせていれば、魚が勝手に釣れていました。コツがわかれば簡単なものの、シケには負けた一日でありました。
●釣果
今年の特徴として、一本目にヤガラを釣っている時は、ポツリポツリの釣果で、今回もその通りでした。小物中心で大物もアタらずに終わりました。そんな中、今回も一番大きいのを釣り上げたのは船長で、ヒラマサ7.2kg!見事としか言いようがありません。初体験にして、船酔いと戦いながら、ヒラメの他にヒラマサ4kg他を釣った高橋さん。めげずに「もう一回行く」と、この釣りのドロ沼?に入りこみつつあります。
●ヤガラっておいしいよ〜
とかく敬遠されがちなひょろ長いヤガラ君。昔は天皇陛下への献上品だったと聞いています。過去に何度か持って帰り、ナベにしたり、吸い物にしたりして食べてみましたが、それほどオイシイとは思えませんでした。ところが今回、輪切りにし、湯がいて酢みそで食べてみたのですが、これがイケるんですよ。おくんちや正月に出てくる「もだま」以上の味です。一度釣れたら食べてみてください。
次回は10月14日に釣行の予定です。どうなることやら。お楽しみに。(山口)
船酔いと戦いながらゲットした高橋さんのヒラメです!
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