まるきん船釣りツアー 釣行レポート
2004年の船釣りツアーも今回で8回目になります。釣果はそれぞれですが、毎回何らかのドラマが起きております。とはいえ前半のツアーは中止が続き、心配がつのりました。
今回の釣行では、前日、前々日に10kgクラスの情報が入り、皆の意気が高まっておりました。そのためか眠れない中での参加が多く、船酔い等が心配でしたが、天気・波の具合は朝方少しウネリがあるものの、次第に止んでベタ風になり、出発時の雨も乗船と同時に止んで好天となりました。きっとメンバーの中に、誰か相当な「晴れ男」がいると、皆でジョークを飛ばしておりました。
そんなウキウキ気分の中、船長の対応もナイスで、まずはおみやげ用にカンパチをいくらか釣ろうと大立島沖へ。といっても池島に近いくらいまでのポイントで、出港から1時間程かかり、もろ長崎から近い場所で、本当にめったに行かないポイントです。約束通りカンパチが30匹程、ほぼ全員に釣れました。この時期に小さなヤズ、ヒラゴをいくら釣っても価値がないと、小さくてもカンパチを、それも「適量」釣らせてくれる船長はさすがです。
途中ポイントを探りながら移動するものの、あまりパッとしない釣果で、ラストポイントの尾上西沖に到着。30分以上潮を待って釣りを再開すると、10kgとはいかないまでも、4〜5kgクラスが何本か釣れ、私も3kg位のヒラスを1本上げました。ここではもうあと1時間くらいかな、というときに、平山さん(兄)にいきなり竿を持っていかれそうなアタリが。かなりな大物の気配で私も助けに行きましたが、すでにラインは100m出ていて、魚も根に入っていたようです。たまらず船長も助けてくれましたが、切れて上がったのは、のびて折れた針と仕掛でした。もし上がっていれば何だったのだろうと、皆がこの釣りの深さ、魅力に心動かされます。まさにドラマのクライマックスのようでした。
今日はこれで終わりかな、というころ、船長に「あと何回?」と聞くと「2回」との返答。それを聞いて私は「あと3回」と言い返します。仕方なく船長も同意し流すと、2回目に5kg位のものを追加。それを見た船長も「ここで釣れたならもう少し釣ろう」と30分程延長し、結局その船団の最後まで釣りました。
今回は、初めての方にも釣果があり、皆大満足での釣行となりました。まるきんに帰着し、仲間も集まったところで釣り談義が始まり、次回の釣行が楽しみと大好評でした。(山口)
【まるきん船釣りツアーのご案内】
|
|
|